SSRIの副作用について

はじめにSSRIとは?

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SSRIとは選択的セロトニン再取り込み阻害薬のことです。SSRIの薬理作用を簡単に説明すると、脳内に放出されたセロトニンの再取り込みを阻害することで、脳内のセロトニン濃度を高め、うつ病を改善を図ります。

SSRIは第三世代の抗うつ薬になりますが、第一世代、第二世代の抗うつ薬に比べると副作用が少なく、うつ病の改善効果も高いことから、多くの医療機関で第一選択薬として処方されています。

SSRIの副作用は以外に多い


第一世代、第二世代の抗うつ薬に比べると副作用が少ないと言われているSSRIですが、そでも副作用は結構あります。一般的に以下のような副作用があると言われています。

  • 吐き気
  • 食欲不振
  • 口の渇き
  • 便秘や下痢
  • めまいや頭痛
  • 眠気
  • 性機能障害

SSRIの副作用に悩む女性


SSRIは継続的に服用することで副作用がでなくなる


上記の副作用のうち、吐き気、食欲不振、口の渇き、便秘や下痢、めまいや頭痛、眠気に関しては、ほとんどの方が2週間〜3週間程度で副作用がでなくなると言われています。尚、SSRIの服用から2週間〜3週間経過しても副作用が収まらない場合は、薬が体に合っていないと言えます。

我慢できない程度の副作用であれば、医師に相談をして薬を変えてもらった方がよいでしょう。不思議なもので、ジェイゾロフトだと眠くなるけど、レクサプロでは眠くらないという人もいますし、パキシルだと食欲不振になるけど、ルボックスだと食欲不振にならないという人もいます。薬との相性は人それぞれ違うと思った方がよいでしょう。

SSRIの最も深刻な副作用は性機能障害


SSRIの副作用で最も多いのが、性機能障害(性欲の低下、勃起不全、射精困難、膣分泌液の減少)と言われています。製薬会社各社の臨床試験では、性機能障害の副作用が出る確率は5割程度と報告されていますが、実際には8割以上と言われています。

実際のデータと臨床試験のデータが異なる理由は、性の悩みということもあり報告しにくいというのが要因だと言われています。実際に国民の10人に1人が抗うつ薬を服用しているアメリカでは、性機能障害を理由にSSRIの処方が中止になるケースが非常に多いです。

性機能障害に悩む夫婦


SSRIに頼らないとうつ病は治らない?


うつ病の改善効果の高いSSRIですが、さまざまな副作用を理由に「できることなら服用を中止したい・・・」とお考えの方も多いでしょう。でも、「SSRIを中止するとまたうつ状態に・・・」と心配されている方も多いと思いますが、SSRIに頼らなくてもうつ病の治療は可能です。

冒頭でも説明をしましたが、SSRIは脳内のセロトニン濃度を高めることで、うつ病の改善を図る薬です。つまり、SSRIを服用しなくても脳内のセロトニン濃度を高めることができれば、うつ病を治すことはできるのです。

どうすれば脳内のセロトニン濃度を高めることができる?


SSRIに頼ることなく、脳内のセロトニン濃度を高める方法として最も効果があると言われているのが”プロバイオティクス”です。プロバイオティクスとは、腸内に生息している乳酸菌やビフィズス菌のなどの人体に良い影響を与えてくれる腸内細菌(善玉菌)のことです。

これらの腸内細菌(善玉菌)を増やすことで、脳内のセロトニン濃度を高めることができます。その理由は、腸内細菌(善玉菌)がセロトニンの前駆物質である5HTPを脳に運ぶ役割を担っているからです。

腸内の善玉菌


プロバイオティクスを取り入れたうつ病治療は、今世界中で注目されています。プロバイオティクスの影響でうつ病が治り、抗うつ薬の辛い副作用から解放された方もたくさんいらっしゃいます。

プロバイオティクスによるうつ病治療についてもっと詳しく知りたい方合は、以下のリンクから解説ページへお進みください。

⇒プロバイオティクスの解説ページへ


PS.便秘だと腸内細菌の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌は、減ってしまいます。便秘気味の方は、便秘を解消するだけでも、うつの症状が好転することもあります。便秘の原因や解消方法については、便秘まるわかりを参照ください。

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